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地元探訪記 Vol.57
『西山の人麻呂様』

2021.02.26

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伝染性の病気は、昔の人々にとって現代人以上に脅威でした。特に腹痛を伴う赤痢は、子どもが罹ると劇症化しやすい怖い病気でした。爆発的な流行で消失した集落さえあります。そして文化14年(1817年)、宇部郷を赤痢が襲いました。

当時の琴崎八幡宮の神官は、石見国にある柿本神社で村人が病魔退散祈願し成就した話を聞きました。そこで琴崎に人麿大明神として勧請し祈願したところ、赤痢の流行は鎮まりました。ところがその後天保9年(1838年)に、今度は琴崎の北にある西山で大流行したのです。

西山の高台にある人麻呂様は、疫病が鎮まることを願ってそのとき琴崎から遷されたものです。赤痢の流行が鎮まった後も、人麻呂様には腹痛を治す神として多くの参拝者が訪れました。更に人麻呂様を「火止まる」「人生まる」と読み替えて火避けや子宝祈願、そして学問の神様として信仰されてきました。

人麻呂様は琴崎から西山を経て中山や末信に向かう狭い古道沿いにあり、車での訪問が困難でした。近年、参拝者向けの駐車場が整備され行きやすくなりました。参道の途中には軽くチャレンジ精神をそそられる厄除鳥居が設置されるなど、歴史を今に伝えると共に親しみやすい史跡になっています。境内には「小羽山のへそ」として知られる国土地理院の四等三角点もあります。


天保年間の文字


柿本の文字がある鳥居


国土地理院の四等三角点


超ミニサイズの鳥居


参道入口の様子


駐車場


参道2008年

文責/宇部マニアックス(山本健二)

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