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地元探訪記 Vol.60
『新川橋りょう』

2021.05.28

※2021年05月28日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。

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本編で第60作となりました。1編で一つ歳を取るとすれば還暦です。Vol.1 で「新川の掘削」を書いたのを思い出し、初心に立ち返るように新川へ戻ると共に、市内で今熱くなっている鉄道関連の題材を選びました。

新川橋りょうは真締川を渡る宇部線の鉄橋で、架橋は大正12年まで遡ります。当時の下松町笠戸工場の製造を示す陽刻がみられます。正三角形を組み合わせた美しいトラス構造は、今や新川の顔の一つとなっています。歴史ある鉄橋ですが、よく観察すると後年の微細な改変がみられます。

鉄橋は完全に真締川を跨いで架かっているのではなく、両岸から少し離れた位置にあるコンクリート橋台の上に載っています。2段構造の橋台の上側に1957の陰刻があり、これは橋を嵩上げした年ではないかと思います。川の両側にある踏切から橋を通して遠くを眺めると、途中で線路の勾配が変わっているのが分かります。橋から西側の松浜踏切と小串通踏切がかまぼこ型踏切になっているのも、橋を高く架け替えて前後の線路を橋に合わせた結果と思います。

再来年で新川橋りょうが架かって100年目を迎えます。ここまでの間に橋が大破する事故もありましたが、架橋からほぼ一世紀が経った現在も新川東西の列車往来に寄与しています。


全体像


橋台の位置に注目


夥しい数のリベット


製造元の陽刻


途中で線路の勾配が変わっている


かまぼこ型の小串通踏切

文責/宇部マニアックス(山本健二)

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