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地元探訪記 Vol.66
『昔の川筋を探る』

2021.11.26

※2021年11月26日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。

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県道琴芝際波線と樋ノ口橋

先日、県道が真締川を横切る樋ノ口橋から川沿いを散歩して周辺の史跡などを紹介する収録を行いました。樋ノ口橋をスタート地点としたのは、河川にまつわる興味深い題材が多いからです。特にこの辺りの昔の川筋を推定するのは、困難ながらも挑戦意欲をそそられる課題です。

樋ノ口橋から下流を撮影

昔の真締川が現在の図書館の西側で曲がって居能の方へ注いでいたことを「真締川の新川掘削」(Vol.1)でお伝えしました。あれから5年以上経った現在では、現地調査と航空映像の解析で更に精密な結果が得られています。即ち旧河川は樋ノ口橋より100m程度下流で曲がっていました。昭和中期の航空映像では、昔の川筋とみられる斜めの部分が明瞭に写っています。その一部は真締川西通りの一つ西側の道に僅かながら遺っています。

点線は昔の川筋

周囲とは異なる斜めの区画

寿橋の近くで真締川に注ぐ現在の塩田川は、大正初期に神原炭鉱が終業した後の耕地整理で整備された結果です。炭鉱時代以前の塩田川は樋ノ口で合流していたという記録があるので、現在の樋ノ口橋付近と推定されます。樋ノ口という地名は、海水が塩田川を遡行するのを防ぐ樋門があったことに由来すると考えられます。

現在の塩田川の合流点

現地にある路地や地形、航空映像のような客観資料を統合して仮説を引き出すのは、郷土を舞台にした謎解きゲームです。解析作業で得られた成果は、今後もコラムや現地での散歩プログラムで示されるでしょう。

文責/宇部マニアックス(山本健二)

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