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整理収納アドバイザーに聞く お片づけのススメ

片づけで体も心もすっきりしてみませんか?物や情報の整理を中心に、快適に暮らしていただけるヒントをお伝えします。

Vol.3 「食器棚の収納方法」






収まれば良いというものではない
 お片付けサポートでお伺いするお宅の食器棚でよくあるのが、これでもかと押し込んであって奥のモノが出せなかったり、せっかくきれいに並べていたのに、隙間に要らないモノを置いてしまって好きな食器が出せなかったりといったケースです。こうなると本当は好きで使いたい食器が使えずに、いつも同じモノばかり使わざるを得ない状況になってしまいます。

◆モノはどんどん増えていく
 画像は、1件のお宅の食器棚から出てきた急須です。全部で12個もありました。紅茶などの種類で使い分けたとしても、さすがにこれだけの数は必要ありません。私たちは必要かどうかという事より、欲しいかどうかという欲でモノを持ってしまうことがあります。モノを持つ時はしっかりと吟味して、必要のないモノはなるべく増やさないように心がけないとモノはどんどん増える一方です。

◆よく使うモノの出し入れを考える
 食器棚のどこに何を入れるかは、お客様としっかりお話をして決めています。
 なぜなら、その方の趣味や家族構成、ライフスタイルなどによっても変わってくるからです。この方の場合は、大き目の和食器にお料理を盛るのがお好きという事で、日によって、または料理によって色々と使い分けができるように、お皿の重さを考慮して、取り出しやすく収納しています。皆さんも、食器棚の収納方法を見直してはいかがでしょうか?
 

「片づけパンダ」代表 中村美夕紀さん

NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザー1級のほかルームスタイリスト1級、ファイリングデザイナーなどの資格を持つ。宇部市出身で高校を卒業後、上京。レコーディングスタジオでエンジニアを経験。多くのアーティストの作品に携わる。Uターン後、生来の片付け好きが仕事に。「片づけで体も心もすっきり」をモットーに、片づけで暮らしや人生をより輝かせるお手伝いをしている。

お問い合わせ:090-8877-7355(午前9時〜午後9時)
http://katazukepanda.jp


(サンデーうべ 2016年8月19日号掲載)