地元探訪記 Vol.90
『都市景観としての真締川公園』
宇部大橋付近
今回、小さな節目となる90編目を書くにあたって初期のコラムを見直しました。Vol.1「真締川の新川掘削」を書いたのは7年前の5月でした。その後も「緑橋とその周辺」(Vol.41)や「新川橋りょう」(Vol.60)など新川沿いの多くの題材をコラムにしました。新川周辺をこれほど細部に調べれば未知の題材はもう残ってなさそうに見えて、そうではありませんでした。
恥ずかしながら最近知ったのですが、真締川公園を含む新川沿い周辺は全国から選ばれた都市景観100選の一つです。公園だけでなく周辺街区との調和を意識した整備が評価されたもので、第一回となる平成3年の創設時に選ばれています。時期を更に遡り、真締大橋の近くに手づくり郷土賞(昭和61年度創設)のモニュメントも見つかりました。平成期以前から新川を軸とした公園整備を行ってきたことが窺えます。
都市景観100選のモニュメント
昭和30年代後半の写真から
新川初期の河口を示す説明板
親水護岸(干潮時)
親水護岸(満潮時)
現在、常盤通りをウオーカブルな(歩きたくなる)空間として整備する計画があります。市役所の西側、真締川東岸を通って常盤通りに出る道が部分的に廃止され、真締川公園に併合されます。特にヒストリア宇部前は歴史と文化を感じられる空間としての整備が予定されています。この周辺が街としての新川の象徴的な場所となることを期待しています。
産業祈念像
文責/宇部マニアックス(山本健二)
宇部マニアックス ウェブサイト
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※2023年11月25日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。