山口宇部空港内に、日本酒を立ち飲みで楽しめる「兄ちゃんの店・宇部空港店」が２１日にオープンした。運営は宇部市新天町１丁目に本店を構える「兄ちゃんの店」で、空港を利用する観光客やビジネス客に向け、山口の地酒文化を発信する。

店内には、県酒造組合に所属する２３の酒蔵から取り寄せた日本酒を提供する専用サーバーを設置。１杯６００円から味わうことができ、季節ごとに入れ替わる銘柄を通じて、何度訪れても新しい味と出合えるのが特徴だ。生ビール（７００円）もある。

店舗は立ち飲みスタイルで、６人用のカウンターが３面ある。フードメニューは日替わりのおばんざい（６００円）をはじめ、本店で人気の牛すじカレー、宇部丸うどんなどをそろえる。

酒粕を使ったジェラート、手作りのジュースや甘酒を使ったラテ（コーヒー、抹茶）などのノンアルコールドリンクもそろえ、近隣の公園を訪れる子ども連れの利用も歓迎する。

店主の永山将之さんは「気軽に山口の地酒と楽しんでもらい、気に入った銘柄をお土産にしてもたえたらうれしい」と話している。

営業時間は午前１１時～午後８時。不定休。問い合わせは同店（電話０９０―７５４８―７３３５へ。

出発前にくつろぐ男性客