キッチンを見回すと、あちらこちらの棚に同じ食品が入っていたりしませんか?お客様のお宅にお片づけに伺った際も、賞味期限切れの食品が大量に出てきて、やむなく処分するケースが多々あります。もったいないですよね。食欲の秋、食品をしっかり管理して秋の味覚を楽しみましょう。
◆自分なりのルールを決める
食品をムダにしないためには、ご自分で何かしらのルールを決める必要があります。まずは基本の定位置管理。食品を保管する場所を決めましょう。家にあるのに忘れて、ついつい同じものばかり買ってしまう人のほとんどが、食品を収納する場所が定まっていません。
◆無駄に食材のストックをしない
切干大根が好きで以前は必ずストックしていましたが、いつでも食べられると思って後回しにした結果、何度も賞味期限を切らしてムダにしてしまったことがあります。そういった食品は食べたい時にだけ買ってすぐに消費をしたり、最後まで食べきれずにムダにしてしまった食品は、少し高めでも小さいサイズを買うようにするなど心がけています。
◆お土産はすぐに食べる
お土産品などは賞味期限を待つのではなく、すぐに食べるというルールも良いかも知れません。大きくてかさばる箱の収納に困ることもありませんし、お礼と一緒に感想もお伝えできて一石二鳥ですよ。
◆食品デトックスデーを作ってみる
家にある食品だけで過ごす「食品デトックスデー」などを決めて、意識的に賞味期限が近い食材を消費してみるのも良いかもしれませんね。ご自分に合ったルールを見つけて、食材ロスを減らすと同時にすっきりとしたキッチンを目指してくださいね。
「片づけパンダ」代表 中村美夕紀さん
NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザー1級のほかルームスタイリスト1級、ファイリングデザイナーなどの資格を持つ。宇部市出身で高校を卒業後、上京。レコーディングスタジオでエンジニアを経験。多くのアーティストの作品に携わる。Uターン後、生来の片付け好きが仕事に。「片づけで体も心もすっきり」をモットーに、片づけで暮らしや人生をより輝かせるお手伝いをしている。
お問い合わせ:090-8877-7355(午前9時〜午後9時)
http://katazukepanda.jp
(サンデーうべ 2016年9月16日号掲載)