地元探訪記 Vol.83
『男嶽』
暖かな季節が巡ってきました。散歩したくなりますし景色を求めて山登りにも行きたくなりますね。しかしいきなり本格的な登山に自信がない方には、二俣瀬地区にある男嶽がお勧めです。
男嶽(おんだけ)は宇部テクノパークの南寄りにある低い山で、標高は128m程度です。案内板にしたがって割坂まで車で行けば、そこから徒歩15分程度で山頂に到達できます。山に登り慣れた方なら物足りないと感じるほどでしょう。
低い山ながら周囲に高い山がない単独峰であり、山頂は一本の目立つ樹木だけが残されているのでかなり広範囲に眺めが効きます。古代は監視場だったとも考えられています。その視界の広さは現代にも生かされ、山頂には国土地理院の四等三角点が設置されています。南は日の山が、北は鷹の子山や平原岳なども望めます。近年、遠くに見える山の名前を調べやすいように新しい説明板が設置されました。
四等三角点と二又セの境界杭
近年更新された望観図
山頂
阿知須のきららドームも見えます
今の時期限定で、登った方には自然からの贈り物があります。狭い山頂が一面ワラビで覆われ、最盛期には足の踏み場もない程になります。日当たりが良いのですぐ葉が開いてしまいますが、次から次に生えてくるのでこのコラムがお手元に届いてからもまだ少しは採取できるでしょう。ただしワラビの生える場所はシマヘビ君もお散歩していることがあるのでお気を付けて…
登山口までのルート
文責/宇部マニアックス(山本健二)
宇部マニアックス ウェブサイト
http://ubemaniacs.main.jp
情報提供・問い合わせ
sta_vanilla@hotmail.com
※2023年04月28日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。