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仕事を受けたからには、必ず売れるものを作りたい
イラストレーター兼デザイナー 大神 慶子さん

2020.10.01

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フェアトレード商品「Peaple Tree」のチョコレートパッケージなどのイラストを手掛ける大神慶子さんに、お話をお伺いしました。

どのようなお仕事をされていますか?
イラストを描く仕事がメインですが、デザインも行っているので、自分のイラストを使ったパッケージデザインなどの仕事をしています。

どのようなきっかけで今の職業に就かれたのですか?
本格的に絵を描き始めたのは大学の美術部の時です。卒業後は、東京のシステム会社に入社し、仕事をしながらイラストレーターの塾に3年間通いました。デザインの知識は、その後に入社したデザイン事務所で学びました。先輩が厳しく、名刺1枚作るのに1年もかかりました。デザインの世界は、髪の毛1本分右・左の世界。おおざっぱな性格もあり、最終的にはデザインに向いていないからイラストレーターでやっていくほうがいいと言われたこともありました。


その後は?
デザイン会社を離職後、高知県で一次産業のデザインをされている梅原真さんの本を読み、とても感銘を受けました。すぐに、梅原さんに手紙を書いて修業をさせてほしい旨を伝えました。ご縁があり、手紙を書いて2週間後には高知に移住していました。梅原さんは、農業や漁業など、デザインが入っていない場所にデザインを入れ、地方を盛り上げる活動をされています。高知での経験は、今の仕事に大きく影響を受けています。

独立してすぐに仕事が入ってきましたか?
半年間の修行後に独立。結婚を機に岡山へ移住しました。デザイン会社時代に、フェアトレード・チョコレート「ピープルツリー」のパッケージで賞を頂いたこともあり、地方へ行っても仕事がもらえるようになりました。このチョコレートの案件は会社に来た依頼で、他の先輩のデザイン案と比較すると到底出品できないと思ったのですが、それがうまくはまったようです(笑)。選考理由としては、「一番売ろうとしていないデザインだったから」ということで採用されました。10年経った今も、ドライフルーツや紅茶などのパッケージデザインを任せてもらっています。

作品を制作するにあたって、心がけていることは?
クライアントの話をよく聞くようにしています。その人がやりたいことを引き出したいので、ヒアリングに時間をかけています。また関連する資料は徹底的に調べ、その中からヒントになるようなものを見つけて広げていきます。パッケージについていえば、どれだけデザインに力を注いでも味が美味しくなければ売れないので、なるべく味や原材料についても提案をします。おせっかいだとは思うのですが(笑)

仕事と家庭のバランスはどう調整されていますか?
イラストを描く作業は、私以外では代わりが効かないため、仕事がまわらないこともしばしば。子どもを出産してからは特にそうですね。子どもが幼稚園にいる数時間と、寝静まってから夜に作業をしています。

作品を見るにあたり、注目してほしいポイントはありますか?
とっておきたくなるような、デザインを目指しています。

今後の展望は?
デザインだけでなく、PRも兼ねてできるようになりたいです。例えば農家さんだったら、営業が苦手な方が多いので、販路を開拓できるような手助けをしたいです。仕事を受けたからには、必ず売れるものを作りたいと思っています。

プロフィール

福岡県生まれ。2011年よりイラストレーターとして独立。イラストレーション、デザインを担当した「Peaple Tree」のパッケージで「日本パッケージデザイン大賞」入選。また「Peaple Tree」のチョコレートパッケージがTopawards Asiaの受賞作品となる。2016年より拠点を山口県へ移す。

HP
http://www.keikooogami.com/

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