やまぐちを元気にするオンラインマガジン

ほいねっとは山口県宇部市、山陽小野田市、山口市の
暮らしに役立つ生活情報サイトです。

地元探訪記 Vol.84
『桃山という地名の由来』

2023.06.02

この18日に桃山中学校で「宇部・桃山の歴史と文化に関する講話」と題した郷土授業を行ってきました。新川地区にある六角堂などの登録有形文化財の紹介と共に、桃山という地名の由来についても話しました。

桃山中学校での講話の様子

桃山は、中学校や郵便局などにも使われている新川地区ではとても馴染み深い地名です。しかし意外にも江戸期の古文書に桃山という名の山や集落は現れません。いつ頃この地名が誕生したのかは解明を要する課題でした。

桃山簡易郵便局

桃山中学校(昔の体育館)

講話で登場する沖ノ山炭鉱の上水道の資料を調べていたところ、計画図で配水池がある近くに桃山という記載が見つかりました。沖ノ山水道は大正13年の完成なので、それ以前から高台の山を桃山と呼んでいたようです。更に昭和初期に制作された宇部鐵道の観光案内図には、配水池の東側の山腹に桃林という文字と描画がありました。このことより大正期かそれ以前はかなり顕著な桃林があり、桃の山という通称名が麓集落の名称になったのではと推測されます。明治から大正にかけて桃が人為的に植えられたのかも知れません。今も何処かに桃林が残っているのでしょうか。

沖ノ山水道計画図

沖ノ山水道計画図(配水池付近に桃山の記載)

宇部鐡道案内図(高良家所蔵)

最近の宇部マニアックスの活動は、実地の探索から既に知られた郷土題材の記録と情報共有、そして次の世代への伝達が増えています。この分野に関心を持ち、後に続いてくれる若い世代の登場を願っています。

 

文責/宇部マニアックス(山本健二)

宇部マニアックス ウェブサイト
http://ubemaniacs.main.jp
情報提供・問い合わせ
sta_vanilla@hotmail.com

※2023年06月02日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。

"宇部マニアックス"の他の記事
最新記事