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地元探訪記 Vol.68
『宇部競馬場の痕跡を探る』

2022.01.28

※2022年01月28日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。

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宇部競馬場跡現在

市役所前の常盤通りは戦後に整備され、厚南地区に造られた宇部競馬場が財源に貢献したことをVol.18でお伝えしました。場所は現在の東和苑や平和町周辺で、住宅地となった今では競馬場があったことなど想像もつきません。

競馬場は昭和20年代末に廃止されましたが、昭和30年代の航空映像には競馬場のコースが明瞭に写っています。しかし昭和40年代の航空映像では東側が住宅地となり、早くも痕跡が分からなくなっています。更に半世紀も経った現在では、もう競馬場の痕跡は何も遺ってないのでしょうか。現地を歩いて調べてきました。

昭和30年代撮影の宇部競馬場跡

昭和40年代撮影の宇部競馬場跡

 

周辺にある東西の道筋の一部は、競馬場時代の直線路やカーブをそのまま道路に取り込んでいます。特に競馬場のカーブだった場所は現在でも確認できます。宇部鴻城高等学校のグラウンド北側にある不自然に折れ曲がる道路線形や竹の下調整池の南西にある道路の曲がりは、競馬場時代の西側カーブの痕跡です。上中野街区公園の西側にある水路の曲がりも東側カーブの痕跡と思われます。

一連の検証作業で、宇部競馬場に限らず昔の道筋や建造物などの痕跡は、大規模な造成や土地区画整理が行われるまでは意外に遺っていることが分かりました。地理院地図の過去の航空映像を参照できる環境が整ってからは、この種の調査が格段に進んでいます。

宇部競馬場跡の説明版(A)

北西側のカーブ(B)

竹の下調整池と南西側カーブ(C)

上中野公園(D)

 

文責/宇部マニアックス(山本健二)

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