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地元探訪記 Vol.72
『山陽道を歩く②上山中』

2022.05.27

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上山中下之橋(A)

Vol.67の「どんだけ道」では山陽道の道筋がよく遺っているのに対し、車地より東は多くが国道に重なっています。しかし部分的に遺っている道沿いには興味深いものがみられます。

車で上山中を通るとき、国道から見える古めかしい橋が以前から気になっていました。今回調べたところ上山中下之橋という昭和27年竣工の橋と分かりました。河床には前代のものと思われる橋の部材が遺っています。しかし現地の説明板で、山陽道はこの橋を渡らず川沿いを通っていたことを知りました。

旧橋の台座と思われる

 

橋の横にある地蔵尊

集落に向かって山陽道を辿ると、熊野神社の鳥居が見えてきます。熊野神社を勧請したのは南北朝時代に厚東氏を扶けようと東国から移ってきた伊藤彦四郎で、山中地区が宿場町で栄える基礎を造った人です。境内にはツルマンリョウが自生し、県の天然記念物となっています。

街道沿いの風景(B)

熊野神社(C)

更に東へ進むと山陽道は平成期に造られた広い道に重なります。この道ばたに山伏様と呼ばれる墓標があります。先の伊藤彦四郎の同士と考えられる人物で、僧侶となり上山中で寺子屋を開いたと言われています。

山伏様(D)

その先で山陽道は広い道から離れて再び現在の国道の方へ戻っています。国道はこの辺りで甲山川を2度渡っています。橋を架けるのが困難だった時代は遠回りでも川を渡る回数が少なくて済む経路が優先されていたことが、先の上山中下之橋付近からも窺えます。

旧山陽道を示す標識柱(E)

地理院地図

文責/宇部マニアックス(山本健二)

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