地元探訪記 Vol.116
『2連続踏切の想い出』

現在の宇部線の中通踏切
工業都市としての発展を象徴するように、平成初期までは市街部の至る所に鉄道の引き込み線がありました。個人的に想い出深いのは、国道190号の助田バス停付近を横切っていた線路です。現在のナフコのところに車両基地があり、現役線から分岐して国道を横切っていました。このため往来する車は短い距離で踏切前の一旦停止が2度必要でした。
車両基地は平成8年に廃止され、引き込み線のレールが撤去されて踏切だった場所は押しボタン式信号機になっています。最近閲覧した資料により、引き込み線の踏切名が中央線踏切だったことが分かりました。更に車両基地までの間に花河内踏切と鍋倉踏切があり、特に鍋倉踏切跡には通路と線路を仕切るコンクリート壁と、踏切とまれの標識が今もあります。両踏切の間には、線路に入らないようにという注意喚起と宇部電車区の文字が見える看板が残っています。

現役線との分岐点付近

国道の西側を沿って通っていた区間

旧花河内踏切付近
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旧鍋倉踏切(道路と線路の仕切コンクリ)

薄れた標識

通路に転用された線路跡と道路
子どもの頃、親の運転する車に乗って藤山方面に行くとき車窓から見えた景色を思い出します。2連続踏切を渡って左側に丸信の建物の裏側が見え、その先は幼稚園の建物の向こうに数条の架線が見えていました。残念ながら私は車両基地を見に行ったことはないし、それらを記録した写真にも出会えていません。私の脳裏に浮かぶこの風景を簡単に取り出す手段がないもどかしさを感じています。

宇部電車区経路(©地理院地図)
文責/宇部マニアックス(山本健二)
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※2026年02月07日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。






