地元探訪記 Vol.117
『萩原市営住宅』
仕事で月に数回、今村北にある西岐波市営住宅を訪ねます。西岐波住宅は同じ場所にあった萩原市営住宅を建て替えたもので、今も当時の古い住宅群が一部残っています。萩原住宅は昭和中期に丘陵部を造成して順次建設され、建物の側面に棟の番号と建築年がみられます。同じような外観の木造平屋とコンクリート2階建てが100棟以上あり、前任者は棟の配置と各戸を覚えるまで数年かかったと話していました。私が引き継いだ2016年は西岐波住宅の棟が完成した年で、萩原住宅の居住者はほぼ住み替えが完了していました。
最盛期の萩原住宅は西岐波地区で一大コミュニティーを形成していた筈です。床波駅の近くにある郵便局まで行かずに済むように、萩原住宅の入り口に簡易郵便局が整備されました。木造平屋にはセメント瓦と鋼板屋根の2タイプがみられ、今では見かけないコンクリート製の物干し台が備わっています。ごみ出し場の掲示には時代を感じさせる文言がみられました。
安全面を考慮して、現在萩原住宅の取り壊しが進んでいます。コラムの初期に「西岐波萩原の給水塔」(Vol.2)を紹介したときのことを思い出します。当時給水塔の横にあった木造平屋はもうありません。幼少期の私が怯えていた奇妙な形状の給水塔も、昭和中期の人々の暮らしを支えた住宅と共に消えるかも知れません。
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文責/宇部マニアックス(山本健二)
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※2026年02月27日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。






