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地元探訪記 Vol.62
『蛇瀬池と常盤池』

2021.07.30

恥ずかしながら、今回は過去に配信したコラムの一部誤りをお伝えしなければなりません。最近見つかった資料で判明し、宇部マニさんは慌てまくっています。具体的には常盤池と蛇瀬池の築堤時期についてです。

Vol.6「蛇瀬池と常盤池」で「椋梨権左衛門は蛇瀬池を築堤して得た知見を元に常盤池を造った」と書きました。先月、郷土史会の会合で提出された「筆のしづく(昭和8年 高良宗七著)」に、蛇瀬池の築堤を享保17年(1732年)とする記述が見つかりました。常盤池の完成は元禄11年(1698年)なので、明らかに蛇瀬池の方が後です。

江戸期に村内の地勢を役人に描かせ藩に提出させた地下上申絵図という古文書があります。この絵図には常盤池が描かれているのに、蛇瀬池のある場所は「じゃで田」と筆書きされているだけです。蛇瀬池が常盤池より先なら溜め池として描かれている筈で、このことより「『蛇瀬池は常盤池の先輩格』は誤りかも知れない」という疑念はありました。

常盤池は築堤計画から実際の着手、完成まで相当の年数を経ています。このため築堤時期が一部重なる可能性があるにしても *「蛇瀬池を完成させた後、その知見を常盤池の築堤に活かした」は時系列で見て誤り * です。誤った記述を配信してしまい申し訳ない気持ちですが、今後また新しい資料の出現により通説が覆るドラマをお届けできればと思います。


常盤池の全体像


蛇瀬池の全体像


台座に高良宗七の名が見えます


「じゃで田」の筆書きがみられます


「蛇出の堤筑る」の記載

文責/宇部マニアックス(山本健二)

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※2021年07月30日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。

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