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地元探訪記 Vol.76
『新旧2つの配水池』

2022.10.01

※2022年10月01日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。

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3号配水池

9月も中旬を過ぎて幾分過ごしやすくなりました。歴史と遠景を味わえる桃山配水池へ行ってみましょう。ここには宇部の街に上水道を供給する最初期の遺構と、近代的な配水池が隣り合わせにあります。普段は敷地の中に入れませんが、第1・3土曜日と日曜祝日は開門されて新旧2つの配水池を間近に見学できます。

コンクリートの目立つ塔は、旧1号桃山配水池の監視廊入口です。大正13年に沖ノ山炭鉱が建設したもので、上部の造りはまるでお城のようです。貯水機能に直接影響しないこういった部分の装飾からは、丁寧に造って永く大事に使いたいという当時の建設思想が窺えるようです。宇部の水道の歴史を伝える貴重な遺構として、平成9年に国の登録有形文化財に指定されました。

旧1号配水池監視廊入口と特徴的な意匠

場内の鋳鉄蓋。字は「ハイキエン」と読む。

配水池の内部 ※出典:沖之山水道

3号配水池は平成元年に完成した県内初の展望台を有する貯水池で、まるで宇宙船のようなフォルムです。見学可能な日は地元の方がユニットハウスに常駐していらっしゃいますから、鍵を借りて展望台に上がってみましょう。天気が良ければ市街地の向こうに九州まで見えます。

展望塔への階段と内部からの景色

宇部の街が見渡せます

Vol.14でお伝えした六角堂(桃山配水計量室)は、ここから歩いて行ける距離にあります。桃山配水池に水を送る中山浄水場も沖ノ山炭鉱時代の構造物が現役で使われており、上水道の歴史を知る見学コースに組み入れられることを期待しています。

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