障害者歯科にも注力 ひさの歯科医院
久野歯科医院は17日、同医院第2駐車場そばの宇部市南小羽山町2―19―23―10に新築移転し、同日付で「ひさの歯科医院」に名称変更する。一般歯科、小児歯科、歯科口腔外科に加え、障害者歯科にも注力。院長に就任する久野高博医師は「誰もが安心して通える医院運営に取り組む」と抱負を語った。
久野院長は1983年生まれ。小羽山小、宇部短大付属中(現宇部フロンティア大付属中)、宇部高、大阪歯科大を卒業し、山口大医学部付属病院歯科口腔外科に入局。障害者歯科などさまざまな臨床経験を積みながら、同大学院医学系研究科を卒業し、博士号を取得した。下関医療センターでの勤務歴もある。
新施設は子どもから大人までが親しみやすく、心身に障害のある患者も安心して受診できるように環境を整えた。バリアフリー化にも取り組み、治療ユニットや通路は車いすでも利用しやすい広さを確保している。
発達や行動の障害、感覚障害などにも配慮して、完全個室の診療室も設けた。患者に寄り添い、状況に合わせて柔軟に対応していく。待合スペースには広々としたキッズコーナーもある。
診断、治療には最新機器を用い、悩みの早期改善を目指す。院内の感染対策は口腔外バキュームを設置した他、治療器具専用の高性能洗浄機を新規採用し、滅菌機を最新機種に更新した。
移転後も、久野院長の父で前院長の久野高嗣医師は継続して診療に携わる。久野院長は「40余年診療を続けてきた父と共に、生まれ育った地で健康維持・増進に取り組みたい。親子3世代で来院いただく方もあり、今後も地域密着型の歯科医院として信頼していただけるように力を尽くす」と話した。
診療時間は午前9時~午後0時半、午後2時半~6時半(金曜は8時まで)。木・土曜日の午後、日曜、祝日は休診。問い合わせは同医院(電話34―3580)へ。
久野高博院長と久野高嗣前院長(右から、ひさの歯科医院で)
※2023年08月16日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。