新体制へ移行 糖尿病や甲状腺疾患を専門とする医師加わる
地域できめ細かい医療サービスを提供して21年目を迎えた「きわなみ内科クリニック」に20日、新しい医師が加わった。畠中雅生院長の娘で、糖尿病や甲状腺疾患を専門とする畠中諒子医師は「つらい思いをする人を少しでも減らせるように尽力する。調子が悪いと感じたら、ためらわずに受診して」と呼び掛けている。
畠中医師は1990年生まれ。宇部フロンティア大付属中、同付属香川高、川崎医科大と進み、山口大医学部糖尿病・内分泌内科(第3内科)に入局。さまざまな症例に触れ、知識と経験を身に付けてきた。日本内科学会の認定医で、日本糖尿病学会、日本内分泌学会にも所属している。
糖尿病は近年、高齢化や食の欧米化をきっかけに増加傾向にある。同クリニックには糖尿病認定看護師も在籍しており、患者や家族の状況に応じて生じる心理的、身体的、社会的な問題を的確に把握し、支援を実施する。また、血糖値の乱れを起こす「シックデイ」には、地域のかかりつけ医として休日や夜間にも対応する。
新体制への移行を機に、院内外をリニューアルした。基幹病院並みの検査機器や甲状腺エコーも導入。その場で診断結果を伝え、いち早く治療に取り組むことができる。
薬剤師在籍による院内処方は患者への利点が大きい。手間や自己負担額の削減はもとより、薬常備することで日曜や祝日の急患対応が可能に。開院以来、休みなく患者を受け入れてきたことで、多くの信頼を集めている。
畠中院長は「基幹病院並みの専門的な診療を、地域で受けることができる。これまで以上に早期発見、早期治療に努めたい」と話している。
診療時間は午前8時半~午後12時半と、午後2~6時。土曜は午後休診。日曜、祝日は急患対応で、午前8~11時。問い合わせは同クリニック(電話41―1114)へ。
新体制となったきわなみ内科クリニック
※2024年05月24日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。