山下さんが体験を発表、自然の泉講演会
人間勉強道場「自然の泉」(浅尾法灯総長、宇部市明神町3丁目)はこのほど、二俣瀬木田の般若の里総合本庁で「浅尾テープ講演会」を開いた。合間には、山下久代さんが家族で人間勉強に取り組み、前向きな人生を送ることができた体験を話した。
笑顔が少なく、幸福感も持てなかった山下さんは、人間勉強によって笑顔と幸福感の二つの宝を得た。自動車販売会社の営業マンだった夫は、口下手でなかなか成績があがらず、退職も考えたが、浅尾総長から「不器用を嘆くな。向き不向きを言い訳にするな。天職とは巡り会うものではない。不器用でも精いっぱい打ち込むうちに、今の仕事が天職になるのだ」と言葉を掛けられ奮起。仕事に正面から取り組むようになり、成果も上がったという。山下さんは「口下手だった夫が支店長になり、県本部長まで任されたのは、人間勉強があったからこそ」と振り返った。
長男は高校時代、医師になるという夢を諦めかけていた。その時に浅尾総長から「人生はできるかできないかではなく、やるかやらないかだ」と激励されて一念発起。志望校の自治医科大に合格し、卒業後は地域医療にたずさわる傍ら、2011年には心療内科学会の学術奨励賞を獲得したという。現在は総合病院の責任ある地位に就き、仕事に励んでいる。
山下さんは「人間には親切という一生の仕事があるという言葉を胸に、夫と共に地域のために奉仕したい」と語った。
※2024年07月11日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。