山陽小野田市役所の裏通り、たそがれ時からイタリア国旗を掲げライトアップされた店がひときわ目を引く。近づくと、香ばしく甘い香りに誘われてしまう。

　ここは、平成２年から　年間、この地でイタリアンレストランを営む伊酒屋ぼーの。本格的ピザ、パスタとワインが楽しめる大人びた店として人気を集めてきました。

　看板メニューは、やはりピザ。自家製の生地を５００℃の高温で一気に焼き上げます。　数種類の中から、もっちりタイプのナポリ風と薄いパリっとしたミラノ風、好みを選ぶことができます。価格は１４３０円より。

　厨房を切り盛りするのは、創業者の柏村道雄さんと店長の柏村匠太郎さん親子。もともとは、道雄さんが地元にない、かっこよくておしゃれな飲食店を作りたいと脱サラして始めた。今は長男の匠太郎さんが熊本で人気のイタリアンレストランで腕を磨き、新しい風を吹き込んでいます。

　イタリアンにとらわれず、地元の旬な食材を生かした料理を提供してくれます。チーズやポテトを使った一品料理、揚げ物、焼き物なども多数あり、新鮮サラダや本日の黒板メニューもお楽しみ。ニンニク玉のアヒージョやイタリア風ブイヤベースのカチュッコなどが楽しめます。注文が多いのはステーキ。国内産の黒毛和牛使用。こちらは厨房で焼いてもらうかテーブルでお客が焼く溶岩焼きを選びます。

ステーキ

　最近では、コロナウイルス感染予防策の一環として、テイクアウトメニューに力を入れている。ワイン、日本酒なども豊富で店内価格の２割引きで注文できる。オードブルも人気で、３～４人分３０００円から５０００円の注文が多いようだ。

オードブル

　店内は感染対策を十分行っている。来店時にはマスク着用、入り口にアルコール消毒液の設置、全室禁煙、個室対応による飛沫防止など。「できればＢＧＭのジャズをききながら静かに食事してほしい」と柏村さん。冬は熱々のスープパスタやノンアルコールドリンク、カクテル、食事のあとはタルトが中心の手作りケーキやアイスクリームなどデザートも楽しみだ。

前回の「ニューソウル」さんからバトンを引き継ぎご紹介するのは「伊酒屋ぼーの」さんです。