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整理収納アドバイザーに聞く お片づけのススメ

片づけで体も心もすっきりしてみませんか?物や情報の整理を中心に、快適に暮らしていただけるヒントをお伝えします。

Vol.15 「紙袋っていくつあったらいいの?」





 物にはそれぞれ適正量というものがあります。でもその適正量は人によって違います。何をどのくらい持つべきか…それは自分で決めるのです。ついつい増えてしまう紙袋の適正量について考えてみましょう。
大切なのは使うシチュエーション
 『何かに使えそう』な紙袋は捨てないものだと思い込んでいませんか?けれど使わないなら取っておく必要はありません。人に何かを差し上げる時、会社や学校に何かを持っていく時、人に借りたものを返す時、ゴミを出す時など、紙袋の登場するシチュエーションは様々。たくさん使う家もあれば、ほとんど使わない家もあります。

◆数を数えてみる
 「紙袋をどんな時に使いますか?」とお客様に質問すると、「人に何かを差し上げる時」という回答が返ってきました。そこで「月に何回くらい、人に何かを差し上げますか?」と尋ねたところ、実際は年に数回あるかないかでした。この方の場合、仮にひと月に一回使用するとしても12枚あれば1年間分ということになります。

◆収納する量を決める
 大きめの紙袋の中に紙袋を収納されている方も多いかと思いますが、紙袋はどんどん膨らんでいくので、ついつい押し込んで中でグチャグチャになってしまいます。“あまり大きくないファイルボックスなどに入るだけ”と量を決めることで、ムダに増やさずに済みます。使わないかもしれない紙袋に大切な収納を占拠されないように、自分にとっての適正量を探してみてくださいね。
  
整理アドバイザー2級検定について
私たち日本人は整理が苦手だと言われています。それは整理をする必要のないシンプルな暮らしを送ってきたからだと思います。けれど現代、私たちの家庭や職場にはモノが溢れています。「整理収納アドバイザー2級認定講座」とは、私たちとモノとの関わり方を始めとする、整理収納アドバイザーが持つノウハウを1日で学べる講座です。

「片づけパンダ」代表 中村美夕紀さん

NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザー1級のほかルームスタイリスト1級、ファイリングデザイナーなどの資格を持つ。宇部市出身で高校を卒業後、上京。レコーディングスタジオでエンジニアを経験。多くのアーティストの作品に携わる。Uターン後、生来の片付け好きが仕事に。「片づけで体も心もすっきり」をモットーに、片づけで暮らしや人生をより輝かせるお手伝いをしている。

★お知らせ★
NPO法人ハウスキーピング協会認定資格
「整理収納アドバイザー2級」認定講座

【日時】9月30日(土)9:30〜16:30
【会場】三和Gallery宇部(宇部市西岐波、臨空頭脳パーク13番)
【受講料】23,100円(テキスト・認定料・税込)
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「片づけパンダ」お申し込み・お問い合わせ
090-8877-7355(午前9時〜午後9時)
http://katazukepanda.jp


(サンデーうべ 2017年8月18日号掲載)