常盤用水路

白岩公園

來迎寺

コラム題材を何にするか考えつつ、今年はどんな年だったか自分なりに振り返りました。10年以上、市内あちこちを訪れて新たな物件を探そうとしてきましたから、何度も訪れて調べたくなる物件〜白岩公園のような〜の出合いは減っています。それでも主な移動手段が自転車ですから、市街地から離れた地域では訪れる機会が少なく、手つかずのまま調べられていない史跡がまだ沢山あります。遠くて十分な調査が行われていない小野や吉部は、同じ方面へ車で行ったとき時間を作って調べられればと思っています。また、毎月お届けしているコラムだけでは伝え切れなかった題材の小冊子制作も考えています。11月に実施された來迎寺の紅葉を愛でるような散歩イベントも企画したいですね。

小羽山五七五

うべの里アートフェスタ

うべの里アートフェスタ

古地図や書籍で多くの知見が得られた年でもありました。厚東川の水を男山の周辺まで導水渠で送り、六つの巨大な貯水池に溜めて宇部市の年々増え続ける水需要に対処する計画があったことが私の所属している新川歴史研究会で提示された資料で判明しました。現在の小羽山小に近い高台に浄水構場を造ることが検討されていたようです。一連の資料は良い状態で保存されており、デジタル化が計画されています。

新川歴史研究会

大貯水計画図

また、今年は宇部の題材ではなかったものの宇部マニアックスとしては初めて小冊子を出版しました。次作は宇部題材で検討しているところです。来年も斬新な発想でコラムをお届けします！

隧道あるはずでしょう物語