地元探訪記 Vol.123
『床波バイパス』
国道190号の吉田から江頭までの区間は、床波バイパスと呼ばれています。昭和42年の完成で既に半世紀以上経っているせいか、現在ではバイパスとして意識されていません。床波バイパスができる以前は江頭から丘陵部を避けて右にカーブし、踏切を渡って床波の街並みを通っていました。随分と昔、父がバイパスの西側を施工したときの話を聞かされました。当時は炭鉱が次々と終業していく時期で、職を失った労働者が深刻でした。朝礼で大勢の元炭鉱労働者を集めて班を作り、各班に作業内容と場所を指示していたといいます。バイパス建設が失業対策事業として実施されていたと想像されます。
完成した当時、床波バイパスは4車線で歩道がなく自動車専用道に近い形態でした。後に両側の車線を削って歩道に転用され現在の対面交通になっています。交差点に信号機がついたり右折レーンが追加されたりした後も、一部の区間に対向車線への逸脱を防止する銀色のチャッターバーが今もセンターラインに残っています。
江頭から最初の坂を登ったとき、最高地点付近左側に「西岐波萩原の給水塔」(Vol.2)が今もかすかに見えます。アップダウンの多い床波バイパスを通って山口方面へ向かうとき、昔はこの給水塔がかなり長いこと車窓から見えていました。バイパス沿いの丘陵部が一面にキャベツ畑だったのも今は遠い昔の想い出です。






文責/宇部マニアックス(山本健二)
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※2026年08月28日に修正・更新した記事です。 お出かけの際はお店の公式サイトやSNSなどで最新の情報を確認してお出かけください。






