山口県立美術館
歌川国芳展 奇才絵師の魅力
9月25日(木)〜11月24日(月・祝)
江戸時代末期に活躍した歌川国芳(1797-1861)は、それまでの浮世絵の歴史を塗りかえる斬新な作品を生み出しました。とりわけ戯画では、擬人化された動物たちの明るく笑いに満ちた世界をつくりあげ、時にはそこに幕府に対する風刺のメッセージも含ませて、圧倒的な人気を誇りました。本展では、武者絵や戯画、美人画、役者絵、風景画などあらゆるジャンルを手がけた国芳の画業の全貌を紹介し、色鮮やかで良質な摺の浮世絵版画に貴重な肉筆画を加えた約400件で、その魅力に迫ります。