第13回 魔法をかけたようなマジックで世界を魅了
プロマジシャン 高重 翔さん
ワクワクやドキドキを目の前で感じさせるマジックに魅せられ、17歳でマジシャンとしての活動を始めた。プロマジシャンのアシスタントなどを経て、23歳の時にプロとして独立。パーティーやイベントなどで、出張マジシャンンとして活躍している。
得意とするのは、コインやトランプなど仕掛けのない素材を使う「クローズアップ」と呼ばれるマジック。派手な変化を楽しめるトランプや、目の前で消えてしまうコインを至近距離で演じる。
昨年3月に東京都で行われた「第16回ジャパンカップインターナショナル・クロースアップマジックコンテスト」では、第2位の銀賞を受賞した。今年7月には、韓国・釜山で開かれた世界大会「フィズム・ワールドチャンピオン・オブ・マジック2018」にアジア代表として出場。繊細なマジックの技術や不思議さ、オリジナリティー、客のリアクションなどを競うパーラー部門で、コインマジックを中心に約8分間の演技を披露した。第一線で活躍する強豪相手に、同部門で3位を受賞し、日本人初の快挙を遂げた。人生最大の緊張感だったという本番は、スタンディングオベーションで迎えられ、これまでに見たことのない景色が広がった。世界中のプロ達が目の前で繰り広げるショーは、魔法を使っているのではとさえ思ったという。
「マジックはうまいを超えると、まるで絵のように美しい」と話す高重さん。観客の驚いた顔や笑顔、マジックに価値を見出してもらえることに喜びを感じるという。今後は、国内のみならず海外も視野に入れた活動を精力的に行っていく。
問い合わせ
◆商業施設や企業、飲食店でのイベント、結婚式の二次会など、少人数から数百名規模まで受け付ける。自宅、レストラン、ホテルなどどこでも出張可。問い合わせは高重さん(takashigesho@gmail.com)まで。
(サンデーうべ 2018年11月23日号掲載)