部屋を片づけたいと思った時、やはり表に出ている物が気になりますよね。それをどうにかしまい込んで、見た目を綺麗にすることばかりに気を取られがちです。けれど暮らしは一部だけを切り取って考えることは出来ません。
朝起きて一番に何をしますか?朝ごはんはお味噌汁ですか?それともパンですか?食器は拭いてしまいますか?水切りかごで乾かしますか?それとも食洗機?いずれにしても、それぞれのご家庭で物や時間、人の流れは変わります。そしてそれらは全て繋がっているのです。
◆ 続く収納と続かない収納
続く収納と続かない収納の違いはただ一つ。その収納が便利かどうかです。扉を開ける、箱のフタを開ける、使う場所から遠い、引き出しが重い、中身が見えにくいなど、自分も気付いていない不便さを知らず知らずのうちに感じています。せっかく収納場所を決めたのに、家族が戻してくれない。それは家族のせいではなく、収納場所や収納方法に原因があるかもしれません。
◆食器を戻すのが早くなる
食事の後片付けをついつい後回しにしてしまい、流し台にいつも食器がたまっているご家庭があります。そういうご家庭は水切りかご、食器乾燥機、食洗機にもお茶碗がたまっている場合がほとんどです。食器を洗って、乾いた食器を食器棚に戻す。この過程のどこかに「不便」が潜んでいるのです。例えば、食器棚の出し入れがしづらいことで、乾いた食器をすぐに戻さない、いつも水切りかごに食器がたまっている、だから洗うのがおっくうになるという負のスパイラルです。暮らしで使う物はどんなに小さなものでも、出し入れがしやすく、使う時に便利なように収納してあることが大切です。
整理アドバイザー2級検定について
私たち日本人は整理が苦手だと言われています。それは整理をする必要のないシンプルな暮らしを送ってきたからだと思います。けれど現代、私たちの家庭や職場にはモノが溢れています。「整理収納アドバイザー2級認定講座」とは、私たちとモノとの関わり方を始めとする、整理収納アドバイザーが持つノウハウを1日で学べる講座です。
「片づけパンダ」代表 中村美夕紀さん
NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザー1級のほかルームスタイリスト1級、ファイリングデザイナーなどの資格を持つ。宇部市出身で高校を卒業後、上京。レコーディングスタジオでエンジニアを経験。多くのアーティストの作品に携わる。Uターン後、生来の片付け好きが仕事に。「片づけで体も心もすっきり」をモットーに、片づけで暮らしや人生をより輝かせるお手伝いをしている。
★お知らせ★
NPO法人ハウスキーピング協会認定資格
「整理収納アドバイザー2級」認定講座
【日時】3月31日(土)9:30〜16:30
【会場】まちなか市民☆きらめきギャラリー(宇部市中央町3-13-1)
【受講料】23,100円(テキスト・認定料・税込)
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「片づけパンダ」お申し込み・お問い合わせ
090-8877-7355(午前9時〜午後9時)
http://katazukepanda.jp
(サンデーうべ 2018年2月16日号掲載)