Q.
昨年12月末にインフルエンザ予防接種をしたのですが、翌週正月にインフルエンザにかかりました。予防接種はいつごろするのがよいですか、教えてください。
A.
宇部市ホームページ「インフルエンザの予防」の中に「流行前までに予防接種を受ける。」と記載してあります。昨シーズン、宇部市ではインフルエンザ患者の発生は年末から徐々に増えました。できれば10、11月に、遅くとも12月中旬までにすることが望まれます。
しかし、予防接種で完全にインフルエンザ感染を抑えることはできません。予防接種をしたうえで、マスクの着用、うがい・手洗いの励行などの予防をしっかりして、インフルエンザにかからないよう気を付けてください。
また、インフルエンザにかかったら、たとえ家庭内でも食卓など家族の集まるところには行かず、熱が下がっても2日くらいは部屋で安静にしてください。
これからの季節、インフルエンザに「かからない」よう、インフルエンザを「うつさない」ように注意されてください。
なお、宇部市に住民票があり、65歳以上の方は指定医療機関で平成28年10月1日から平成29年2月28日まで、1460円で接種が1回できます。
今年は昨年より早く流行しそうです。山口市では10月末で既に3組学級閉鎖となっています。今年は早目に受けられたらどうでしょうか。
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やまもとクリニック院長 山本 光太郎先生
■プロフィル
平成元年 山口大学医学部卒業
山口大学医学部消化器・腫瘍外科(旧第2外科)助手を経て、
平成17年10月「やまもとクリニック」開院
日本医師会認定産業医 |
(2016年11月9日 サンデーうべ掲載) |