突然ですが、あなたがもらって嬉しい物はなんですか?
もうすぐ春、進学や就職などお祝いを渡す機会が多い季節です。その他にも日本には生まれてから死ぬまで、様々な節目でお祝いをする風習があります。今回は、その贈り物について、パンダが感じることを書いてみようと思います。これはあくまでも私の主観です。
パンダはあまり贈り物をするのが得意ではありません。相手のことを思いながらプレゼントを渡すのは嫌いではありませんが、相手が本当に喜んでくれているのかは実のところ分かりませんし、もし使わない物だった場合、何年も場所だけとって放置されているのをお片づけの現場でも沢山見てきました。そういった事もあり、最近は現金を贈るケースが多いと思います。それはそれでよいのですが、問題は『お返し』文化です。
いくらあっても困らないであろう「タオル」とか、絶対に使うであろう「洗剤」とか…。どんなに腐らない「タオル」も、あまりにもたくさんあり過ぎるとやっぱり困りますし、ライフスタイルが多様化した現代、食洗器の人はそんなに台所洗剤は使わないし、洗濯石鹸だって好みがあります。
じゃあ、何をお返しすればいいの?
よく『半返し』と言いますが、半分お返しするということは、物と一緒に気持ちも半分受け取り拒否しているのと一緒だと聞いたこともあります。特に進学祝いなどは、準備にお金がかかる親同士の助け合いの気持ちから生まれたものです。「せっかくならお子さんの為に使ってほしいなあ。」とお返しをされるたびに思います。
古き良き風習と思っていることも、実は長い歴史の間の商人の販売努力や、人間の見栄の張り合いで確立してきたことも少なくないのではないでしょうか。大切なのは「おめでとう」という気持ちと「ありがとう」という感謝の心。せっかくの古き良き日本のお祝い文化、時代にあった形に変わっていけばよいなあと思う今日この頃です。
★ポイント…お返しは『消えもの』がおすすめ
@晩ごはんになる美味しい物
A生花
Bお酒好きにはお酒も◎(パンダはこれが一番嬉しい)
C甘い物好きにはケーキも◎
★★★ Movery Life(マブリーライフ)とは『より良い暮らし』という意味で、山口弁の『ぶり』の最上級『まぶり』からとった造語です。★★★
整理アドバイザー2級検定について
私たち日本人は整理が苦手だと言われています。それは整理をする必要のないシンプルな暮らしを送ってきたからだと思います。けれど現代、私たちの家庭や職場にはモノが溢れています。「整理収納アドバイザー2級認定講座」とは、私たちとモノとの関わり方を始めとする、整理収納アドバイザーが持つノウハウを1日で学べる講座です。
「片づけパンダ」代表 中村美夕紀さん
NPO法人ハウスキーピング協会認定の整理収納アドバイザー1級のほかルームスタイリスト1級、ファイリングデザイナーなどの資格を持つ。宇部市出身で高校を卒業後、上京。レコーディングスタジオでエンジニアを経験。多くのアーティストの作品に携わる。Uターン後、生来の片付け好きが仕事に。「片づけで体も心もすっきり」をモットーに、片づけで暮らしや人生をより輝かせるお手伝いをしている。
★お知らせ★
NPO法人ハウスキーピング協会認定資格
「整理収納アドバイザー2級」認定講座
【開講日@】2月29日(土)9:30〜16:30
【会場】三和Gallery宇部(宇部市西岐波・宇部臨空頭脳パーク13番)
【開講日A】3月20日(金)9:30〜16:30
【会場】にぎわい宇部(宇部市中央町3丁目3−18)
【受講料】23,600円(テキスト・認定料・税込)
スキルを身につけて家庭や職場で活かしませんか?1日の受講で資格が取得できる講座です。
「片づけパンダ」お申し込み・お問い合わせ
090-8877-7355(午前9時〜午後9時)
http://katazukepanda.jp
(サンデーワイド 2020年2月21日号掲載)